Jプロツアー2023への参戦について
ザッキーです!
……ん?
以前までzakiです、で始めていたはずでは?
と思っている数少ない私のブログの読者様、
御愛読いただき誠にありがとうございます。
Jプロツアー参戦にあたり、よりキャッチーな(?)ニックネームでいこう、と思い、改名いたしました。
(以前からザッキーと読んでくださる方もいらっしゃいましたが)
…………
さて気を取り直して、
表題の通り、今年から広島県に本拠地を構える地域密着型チーム、『備後しまなみeNShare』のメンバーとして、Jプロツアーを走ることとなりました。
https://enshare.jp/archives/4206
きっかけとなったのは、2022年10月。
JBCFしゅうなんクリテリウムE1を優勝したことで、Jプロツアー登録選手資格を満たしたことに気付きました。
そして当月下旬に私が住んでいる愛媛県の今治市で2022年最終戦、今治クリテリウムが開催されることとなっておりました。その際に駄目元で、備後しまなみeNShareの宮口監督とお話をしてみよう、と連絡をしました。Jプロツアーに興味があること、そして私の居住地の愛媛県とチーム本拠地の広島県が近いから、という単純な理由でしたが、なんとレース後に面談のお時間を設けていただきました。
監督とのお話の中で、eNShareのチームスローガン、
◎人と人との繋がり(=ご縁)をシェア
◎エンジョイをシェア
について感銘を受け、一緒に走らせていただけないかと申し出たところ、チームへの加入を認めていただき、このような運びとなりました。
レースを走っていないということもありますが、正直まだ実感が湧いていません。
自転車歴も、レース経験も、Jプロツアーを走るには圧倒的に不足していることは自覚しています。
中学では、学年で8人しか居ないサッカー部で後輩にレギュラーを奪われ左サイドベンチで最後の公式戦を終え、
高校では、ボート部に入部し、全国大会目指して頑張るものの、地区上位2枠出場の全国選抜大会の四国予選で3位、県1枠出場のインターハイの県予選で2位と、あと一歩で阻まれ、
大学では、高校でボートが諦めきれず、結局合計高校3年、大学4年の7年間続け、高校時代のライバルや後輩たちが強豪校で続々と全国入賞を果たす中、全く結果を出せず、本当に最後の最後、4年目のインカレで辛うじて7位入賞、
スポーツのセンスなど微塵もない私。
ましてや自転車はサイクリングや気分転換程度に始めたはずなのに、気が付けば地元の高校生とセグメント勝負をしたり、ホビーレースを走り、実業団レースを走り……。
前述の通り、自転車プロ選手としては、至らない点だらけの人間でございます。
ですが、運動センスが無いなりに、自分にできる事、自分の得意なところを模索し、足りないところを必死に補い努力してきた学生時代の経験。体格・フィジカルでは圧倒的に不利なボート競技を7年逃げずに続けたこと、爪痕を残したこと。そして自転車ではJBCF実業団レース1年目でE1レースを優勝したこと。地元ヒルクライムレースで国内トップのクライマーと勝負して負けたものの、コースレコードを上回るタイムで走りきったこと。これらは紛れもなく事実であります。
そしてその事実を生み出したのは、ご縁です。
学生時代、オリンピックに5大会出場した選手の側でボート競技に取り組めたこと。
地元愛媛県で就職し、自転車が身近にある中に身を置いたこと。
当時家から歩いて5分のお店に自転車の消耗品を買いに行き、今の愛車に一目惚れして購入したこと。そしてそのお店が偶々県内の強豪校、松山学院の選手が通っているお店であったこと。
加入した自転車サークルの仲間が、実業団レースを走っている方を紹介してくれたこと、その方々とトレーニングに励む中でロードレースへの関心が高まったこと。
出会った仲間が、私と一緒に走るのが楽しい、と言ってくださったこと。
たまたま今治でJPTレースがあったことで、宮口監督とお話するお時間をいただけたこと。
………
本当にたくさんのご縁があって今の自分があります。
長々と書いてきましたが、少しフワフワしている気持ちもありますが、たくさんのことを吸収しながら楽しんで一生懸命走っていく、
そしてこれまでのご縁を大切にしながら、新たなご縁を楽しみに活動していく所存でございます!
かつてサッカー選手になりたいとか、
ボート競技でオリンピック出たいとか
スポーツ選手に憧れを持っていた少年は、
縁あって自転車選手となり、ほんの少しだけ夢を叶えた気がします。
次の夢や目標に向けて、
まずは今週末のJプロツアー2023開幕2連戦
精一杯頑張ります!!